約 866,382 件
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/676.html
【元ネタ】史実 【CLASS】ライダー 【マスター】 【真名】ハンニバル・バルカ 【性別】男性 【身長・体重】181cm・68kg 【属性】混沌・中庸 【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運C 宝具A+ 【クラス別スキル】 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 騎乗:B 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 【固有スキル】 軍略:A+ 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。 自らの対軍宝具や対城宝具の行使や、 逆に相手の対軍宝具、対城宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。 カリスマ:C 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一軍の指揮官としてはCランクで十分と言える。 戦闘続行:C 執念深い。 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。 単独行動:C マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。 【宝具】 『崩落する峻嶺(アルプ・スルス)』 ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:1000 アルプス越えの偉業を果たしたことで英霊化した37頭の戦象。 その堂々たる威容によって多くの兵を帰順させた逸話の具現として、 その「場」に存在する亡霊達と契約し、帰順させ、 歩兵か騎兵の『役割(クラス)』を割り当て、装備を含む殻に沿って現界させる力を持つ。 さらに各々の象は対峙した者に対し威圧のバッドステータス判定を課す。 『雷鳴轟く不朽の采配(ハンニバル・バルカ)』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000 稀代の知将であるハンニバルの自由自在かつ大胆不敵な戦略を昇華した指揮杖。 包囲殲滅を初めとした多彩な戦術や、アルプス越えの強行軍の逸話の具現である。 様々な人種、兵科からなる軍勢を連携させ、幾多の敵を包囲殲滅した指揮能力により、 自らの指揮下にある全ての存在にランクB+の連携攻撃スキルを付加する。 包囲状態から一斉攻撃を行うことで、全兵員の攻撃のダメージ判定を相乗させる事が出来る。 さらに、魔力を消費することで、自らの指揮下にある任意の存在に、 騎乗、気配遮断、単独行動、気配察知、地形適応などのスキルをDランクまで付加出来る。 『受け継がれるわ雷光の意思(へレディタリー・マゴーネ)』 ランク EX 種別 対人宝具 レンジ 0人 最大補足 1人 バルカ家が継承してきた意思が昇華された宝具。 歴代バルカの霊基が1つに集約され、全てのバルカの宝具が使用可能になるうえ、全ステータスのランクがAへと向上する。 ハンニバル・バルカが消滅する際、自身が次のバルカに相応しいと思った相手に霊基が全て譲渡される。 【Weapon】 『ファルカタ』 古代スペイン原住の民族が用いた刀剣。ローマ帝国の軍剣グラディウスの原典ともいわれる。 見た目に頓着しないライダーが、馬以外に唯一こだわった立派な拵えの武器。 【解説】 第二次ポエニ戦争を引き起こし、ローマを窮地に追いやったカルタゴ軍総司令官。 戦象を引き連れ、不可能と思われていた前代未聞の軍単位でのアルプス山脈越え、 本国からろくな支援もない中、敵地の真っ只中で10年以上もの間軍を維持し続ける等、 その発想力と実現力で連戦連勝を重ねた稀代の名将。 特に、現代でも戦術学校の教材として扱われるほどの完成度を誇る包囲殲滅戦術や、 それを用いて完全勝利を得たカンネーの戦いは有名である。 しかし、内側からローマを解体しようとした目論見が思いの外うまくいかず、 さらに直接的な敗因となったザマの戦いではカンネーの戦いとは逆に包囲され大敗。 結果として第二次ポエニ戦争はカルタゴの敗北に終わる。 その後も政治家としての手腕も発揮しカルタゴの復興に全力を注いだが、 最終的にハンニバルを脅威に思ったローマに追われ、逃亡を果たせず自害した。 その死後もローマ最大の敵としてローマ人にさえ畏敬され、 古代世界屈指の天才戦術家として後世に名を残している。 【出演SS】 或る聖杯戦争の開幕劇 建国王ロムルスのトラぶる道中記
https://w.atwiki.jp/wiki7_vipac/pages/29.html
『まもなく作戦領域に到着します』 エレンの愛らしい声が、戦闘の到来を告げる。 今の雫にとっては、それはテンションを下げるだけの一言だった。 (なんで……こんなことに……) 事の発端は数日前……。 ハンニバルのメールを受信し、それにイエスと返答した次の日のこと……。 二人は昼食をとっていた。 この日は特に任務もなく、ACの整備を済ませて休息を取ることにした。 雫の好きなクラシックをBGMに優雅な昼食。 「あ、そうそう。ちょっと大事な話があるのよ」 突然思い出したようにエレンが口を開いた。 「ん?大事な話?」 雫は手を止めエレンを見やる。 エレンの瞳はじっと雫を捉えてこう言った。 「3日後、私闘あるから」 カランッ…… 軽い音を立て雫の箸がその手からこぼれた。 「もぉ~……行儀悪いわねぇ……」 と言うも雫の耳には入っていない。 完璧に硬直していた。 いつもなら、そういった話は二人で話し合って受けるか決めていたはずなのに。 なぜか今回はエレンが独断で決定した。 雫はそれだけで嫌な予感を感じ取っていた。 (エレンのことだ……きっと大したことはないと……思う) 心の中で自分にそう言い聞かせ、話を続けた。 「ごめんごめん……で、相手は?」 「ハンニバル」 カランッ…… 再び軽い音を立て箸がこぼれ落ちた。 その途端雫は頭を抱え出す。 「ちょっと……雫。どうしたの?」 心配そうな顔で覗き込むエレン。 ゆっくりと口を開いて雫は答えた。 「苦手なのよ……あのタイプのACは……」 あのタイプ……そう、ハンニバルのACは雫の苦手な部類に入る。 ハンニバルは登場の度細かく構成を変えることで有名だった。 毎回戦術も微妙に異なるため動きが掴みにくく、多くのレイヴンの頭を悩ませている。 雫もその一人ではあったが、対戦するような事はないだろうと思っていた。 それがまさか、こんな形で機会が巡ってくるとは思わなかっただろう。 「あ~……どうしよう……相手の構成によっては結構不利よね……」 この時雫は食事を忘れ、完全に対戦のほうに頭が行っていた。 で、結局対策が立たないまま今に至る。 『大丈夫よ。いつも通り戦えば負ける事はないわ』 エレンがそう言って雫を励ます。 そう……大事なのは自分を信じる事。 自分の戦い方をするだけ、それで十分なのだ。 が、当の雫はどうにも不安を拭えなかった。 (かと言って勝てるかどうかは実際にやってみないと……こんなところで負けるわけにはいかないし……) やはり、相性というものが存在する。 相手のACとの相性が悪ければ、逆にやられる事だって十分にありえる話なのだ。 『よし!!やってやるわよ!!』 気合を入れ、自分を奮い立たせる。 『その意気よ。大丈夫……雫ならきっと勝てるわ』 もちろん相手も並のレイヴンではない。 本当なら雫だって、奴の手にかかればひとたまりもないのではないかと思っていた。 (大丈夫……きっと……奴は雫を殺せない) 確証はない。 だが、エレンはそう確信していた。 雫のAC『ファングオブシルフ』が輸送機から放たれ、大地に降り立つ。 数メートル先には、どこかのテロリストが拠点として使用していた、荒廃した軍事基地。 基地の奥には切り立った崖があり、防御・攻撃面共に有効に活用できそうである。 『周辺に敵反応は?』 見回しても、レーダーにも反応はなかった。 奇襲でも仕掛けてくるのかと考え、身構える。 『ありませ……っ!!急速に接近する機体を確認!!崖の上です!!』 その言葉に雫は視線を上に向ける。 その瞬間、崖の上に一機のACが姿を現した。 『あいつね!!』 夜であることもあり、ほとんどシルエットしか見えず、武装を確認することは困難。 しかしそんなことはお構いなしに雫はレーザーライフルを構えた。 『はっはっはっはっは!!レイヴン史上最もいい男!!(自称)ハンニバル参上!!』 ライフルのトリガーを引く手が止まった。 ついでに開いた口が塞がらなかった。 『おぅ?どうしたインペリアル!!ビビって腰が抜けたか!?』 それ以前の問題だった。 『何……あのふざけたレイヴンは』 あまりにも妙な奴だったのでつい口に出してしまった 無理もない……ハンニバルは裏ではレイヴン史上最高の『アホ』として通っているのだから。 『えーっと……おそらく、ハンニバルで間違いないかと……』 エレンも若干呆れ気味である。 しかし油断してはいけない。 ハンニバルは間違いなくアホだが、間違いなく強者なのだ。 『どうした!!本当に腰が抜けたか!?それとも俺のあまりのカッコよさに惚れちまったか!?』 間違ってもそれはない。 この段階で、既に戦意の8割を雫は失っていた。 (なんで……こんなのと戦わなくちゃならないのよ……) この時、ちょっとだけ心の中でエレンを恨んだ。 『……まぁいいわ。すぐにあの世に送ってあげる!!』 とりあえずまともに話すことを諦め、戦闘状態へ入る。 雫はレーザーライフルを数発放ち、先手を取りに行く。 『おっと……危ないなぁ』 やはり軽々と回避した。 (性格が)腐ってもレイヴンといったところか。 『こっちも……そろそろ行かせて貰おうか。行くぜ!!アンダーテイカー!!』 自らの愛機の名を叫び、オーバードブーストを発動させ急速に接近。 わざわざ名を叫ぶのは、やはり気分の問題なのだろうと雫は勝手に考えた。 事実彼は、テンションを上げるために叫んでいる、といつかのインタビューで答えていた。 『解析完了。両手にマシンガンを装備して素早く攻めるタイプね。相手の術中にはまらない様注意して。』 頭部パーツに敵ACの解析機能が付いていないため、この役目はエレンが担う。 と言っても、ある程度見ればわかってしまうのだが。 『了解……一番やり合いたくないタイプのようね』 半分溜め息を含み答える。 雫は、レイヴンになって初めてのミッションで、同じ戦術を取る相手にボコボコにやられたことがある。 その時はギリギリで援護があり、生き延びることが出来た。 しかし、それ以来雫の中では一種のトラウマになっていた。 『だけど……なりふり構ってられない!!』 急速に目つきが鋭くなる。 精神を集中させ、しっかり接近してくるACを見据えた。 『そこ!!』 右腕より数発のレーザーを放ち、相手の勢いを止める。 しかし、放たれた青い閃光は空を切り裂いて飛んでいく。 (やはり速い……けどこの程度は想定の範囲内よ……) 次の瞬間、ハンニバルのAC『アンダーテイカー』は雫の上空を過ぎ去っていた。 そして急速に旋回し、背後からの射撃が始まる。 『遅いよ』 アンダーテイカーの両腕が火を噴いた。 おびただしい数の弾丸が雫を襲う。 『ちっ!!』 旋回しつつ回避を開始する。 数発の被弾を許すも、なんとか回避し、攻撃態勢に移った。 オービットを射出し、相手の動きを鈍らせつつ接近する。 向こうも、オービットから放たれる弾丸を回避しつつ接近する機体に攻撃を仕掛ける。 回避しつつある程度接近したところで、雫はブレードを振った。 『もらった!!』 確実に相手を捉え、一閃。 アンダーテイカーの右腕に強力な一撃をお見舞いし、素早く距離を離す。 『なかなかやるじゃないか……少々甘く見ていたようだ。』 弾幕を途切れさせることなく、ハンニバルは呟く。 雫は側面を取って牽制の射撃を繰り返し、次なる抜刀のチャンスを狙う。 『その調子よ。隙を見せないように注意すれば行けるわ』 エレンが小さなアドバイスを送る。 しかし、返答はない。 『……またかぁ。こうなっちゃうと終わるまで手が付けられないのよね……』 目の前に相手のみに集中している雫に、声が届くことはない。 このような事が、実は度々起こるのだ。 確かに凄まじい集中力をしているが、オペレーターの声が届かないのはオペレーターとしては非常に迷惑である。 アドバイスも激励も何も出来ず、行方を見守るしかない。 そんな状態では、不安で不安でしょうがないのだ。 『よし、こっちも全力でお相手してやるよ!!』 突如、アンダーテイカーが視界から消え去った。 オーバードブーストでまたも後ろに回られる。 再びおびただしい数の弾丸が雫を襲った。 『くっ!!』 咄嗟に回避運動を取る。 もう一度捉えるために旋回するが、まるでそれを読んでいるかのようにハンニバルは確実に背後を取り続けた。 『インペリアル……どうした?お前の力はこんなものなのか!?_』 挑発か、それとも本人にそんな気はないのか。 それでも雫を威圧するには十分すぎる一言だ。 (くそ……こいつ速い!!このままじゃ……!!) みるみるうちにAPが低下していく。 機体の一部がダメージで動作不良を起こしていく。 (私は……こんなところで負けるのか!!) ふと、弾丸の嵐が止んだ。 『………なに………?』 ハンニバルはゆっくりと雫の前まで歩き、停止。 (弾切れ……?まさか……そんなことは……) 相手の装備している武器は弾数の多いマシンガンだ。 それに、推測だが格納武器もあるだろう。 『お前は……本当にあのテロの生き残りか……?』 (……!!) 驚きを隠せなかった。 まさかそんな言葉が出るとは思っていなかったから。 ここであのテロの話を聞くことになるとは思わなかったから。 『この程度か……インペリアル。お前には失望した』 そう言うと振り返り、その場を立ち去ろうとする。 『……待てっ!!』 その叫びに、動きが止まる。 しかし決して振り返りはしなかった。 まるで次の言葉を待っているように、その場に立ち尽くしていた。 だけど、言葉が出なかった。 『……あいつは俺が殺す。諦めろ……お前では勝てない』 冷たく言い放ち、もう一度その場を去ろうと歩き出す。 (……あいつは……間違いなく私と一緒だ……) 心身ともに打ちのめされた気分だった。 去っていくACの背を見つめ、あの時の記憶を呼び戻す。 崩壊する都市。 人々の悲鳴。 そして……兄の燃え逝く姿。 『私は……』 一つに誓いを胸に立ち上がる。 『私は誓ったんだ……』 どうしても譲れないものがあるから。 そのためには越えなければいけない物がある。 『ほぅ……まだやるか』 あいつをこの手で殺すために。 そのために……レイヴンになったのだ。 『あいつは……私がこの手で斬る!!』 一気に全身の、ブレード以外の武装をパージする。 『何っ!!』 ハンニバルも素早く銃を構えた。 が、すでにACは視界の外。 『遅い!!』 素早く一閃。 そしてまた素早く立ち回り、相手の死角を取り続ける。 『武器を捨て……機動性を上げたか……。見上げた根性だ!!』 ターンブースターを使用し、一気に相手を視界へ。 素早く両腕から弾丸の嵐をお見舞いする。 しかし、現実はそううまくはいかなった。 『ちっ……弾切れか!!』 左腕のマシンガンが弾切れを起こす。 武器を捨て、格納から新しい銃を取り出すが、如何せん隙が大きすぎた。 ズバンッ!! 青い閃光が、アンダーテイカーの右腕を切り落とす。 『私は負けない……あいつを殺すまで……私は負けない!!』 渾身の一撃が、コアを貫く。 もはやアンダーテイカーは、さっきとは打って変わってボロボロだった。 『止めを……刺さないのか?』 眼前に佇む青いACへ問いかける。 『あんたには……何も恨みはないわ。それに……感謝もしている』 返ってきた答えは意外なものだった。 『感謝ね……感謝されるようなことをした覚えはないが……』 ハンニバルは、コックピットの中で煙草を吸い始めた。 もはや動くことを諦め、殺されるのを待とうとしたが、そうは行かないらしい。 『忘れていた気持ち……思い出した』 誰に言うでもなく、呟く。 その言葉にハンニバルは、フッと小さく笑みをこぼす。 『どうやら、諦めなければならないのは俺のほうだったようだな。いいだろう……俺に答えられる範囲内ならいくらでも質問してくれ』 全く何が「いいだろう」なのかわからなかったが、せっかくの機会なので質問しておくことにした。 『あなたは……あの事件についてどこまで知っているの?』 いきなりほぼ核心だった。 そりゃあ気になるのもわかるが順序があるだろう。 とハンニバルは密かに思ったが気にしないことにした。 『どこまで……と言われてもねぇ。あのACに搭乗していたレイヴンについても、テロリスト達がどんな奴らだったのかもほとんどわかってない』 ほとんど役には立たなかった。 『あ~一つあった』 思い出したように、気楽に言ってくれる。 本当は真剣に話をしているはずなのだが……どうにもこの男のテンションはそれを受け付けないらしい。 『あの事件、裏で企業が絡んでいる可能性がある』 (…………!!) これには、さすがに驚きを隠せなかった。 『あのACも、どこかの企業の専属なんだそうだ。推測だが、企業が何らかの目的で起こしたテロの可能性が高い。 テロリストのほうは企業に雇われていたわけでもなく、恐らく目的の一致や行動を共にすることでの利点を見出したんだろう』 あの都市は、クレストの管理下にあった。 あのACもクレストの専属ではなかった、となると残るは。 『キサラギか……ミラージュか……』 どちらかしか考えられない。 『お前さんがクレスト専属なら、そのどちらかだろうよ。残念だがわかってることはこれぐらいだ』 十分有益な情報だ。 大きな企業が絡んでいるとなれば、情報の入手は容易にして困難なことだ。 『ターゲットはだいぶ絞れてきたけど……その壁はまさに鉄壁……か』 ミラージュやキサラギの情報管理やセキュリティは生半可の腕では崩せない。 『一応知り合いに腕利きの情報屋がいる。そいつに頼んで詳しいことを調べてもらっているが……あいつでもできるかどうか……。 もちろん、新しい情報が入り次第お前さんにも提供してやるよ。俺一人では、さすがに相手にするにはでかすぎるから協力はしてもらうがな』 確かに、企業ともなればレイヴン一人でどうこうできる問題ではない。 『それはいいけど……あくまで私の目的は復讐よ。あいつを殺したらおさらばだから』 雫にとって、その辺りの裏事情などはどうでもよかった。 あくまで目的は復讐なのだから。 『わかってるよ』 吸い尽くした煙草を、携帯用灰皿に押し付ける。 一つ溜め息をこぼし、コックピットから外の風景を覗き込む。 頭部カメラは無音の空間を写していた。 乾いた大地が広がり、風にところどころ生える草を揺らしている。 空は澱んで青黒く、月が弱々しく辺りを照らしていた。 (小せぇなぁ……俺) 世界の大きさと比べればあまりにも小さい、一人のレイヴン。 だけどそんな小さなレイヴンでも、世界に抗ってみたいと思わないか? (あまりに小さすぎる……だが俺は……絶対に奴らを潰すと決めたんだ) それぞれの思いを胸に、彼らを翼を羽ばたかせる。 相手がどれだけ大きくても、その勇気の前には関係ない。 『ところでお前』 いつのまにかインペリアルと呼ばなくなっていた。 そんなことは気にしていないのか、雫も平然と答えた。 『何よ』 微妙に不機嫌な声色だ。 やはりお前と言われるのは気に食わないらしい。 『その機体……扱い辛くないか?正直あまりいいものには見えないんだが』 ハンニバルの指摘は的を射ていた。 実際雫自信も、最近このACでは厳しいのではないかと思い始めている。 『……余計なお世話よ。私はこの機体が好きだからこの機体を使うの』 雫は、他人に自分のACの構成で口出しされるのが好きではない。 なおさら、初対面であるこの男には言われたくなかった。 『そうかいそうかい……ならこれは独り言だ。まずオービットは積まなくてもいいだろう。 ブレード主体のようだから機動力も大事だろうし……エネルギー効率を上げるためにも…』 『黙りなさい』 ハンニバルの長話を途中で遮る。 そこは雫が一番よくわかっていることだった。 だから言われずとも理解していた。 (やっぱり……少し変更が必要かもね……) 雫は頭の中で新しいACの構成を考え始めた。 『ところで』 まだ何かあるのか。 雫はちょっと嫌そうに思いながらも渋々思考をハンニバルへ戻す。 『俺どうやって帰ればいいんだろう』 ………何を言ってるんだろうこの人は。 雫はそうとしか考えることが出来なかった。 『…知らないわよそんなの。大体あなたはここまでどうやってきたわけ?』 雫は無論輸送機を使用している。 と言うよりそれが普通である。 『このACのオーバードブーストで飛んできた』 ……やはりこいつは紛れもないアホなんだろう。 雫はこの時、しかと理解した。 「で、結局こうなるわけね」 輸送機の内部ではエレン、雫、ハンニバルの三名が対峙していた。 「いや、すまないね」 結局このアホは戻る手段を考えておらず、仕方なく雫側が用意した輸送機で搬送することになった。 「しかしオーバードブーストで飛んでくるとは……筋金入りのアホね……」 普通の人間なら考えないだろう。 いや、アホでも考えないと思われる。 「あんたと対戦するのが楽しみだったんでね……いても立ってもいられなくてさ。 それにしても驚いた。インペリアルの正体が、まさかこんなに美しい女性だったとは。 そうだ、お近づきの印に今度食事でもどうかな?そこのお嬢さんも一緒にどうだい……?」 ちなみにこの男は軟派であることでも有名だった。 「ここで降ろして欲しいなら今すぐ降ろしてあげるけど?」 とりあえず言葉で釘を刺しておく。 「はっはっはっはっは!!なかなかガードが固いな!!それでこそ攻略し甲斐がある!!」 ……まったく、何を口走っているのだろうこの男は。 (嫌な奴に関わっちゃったなぁ……) 雫は、ただひたすら落胆するしかなかった。 「ごめんねエレン……こんなことになっちゃって」 不安そうにエレンのほうを覗き見つつ言った。 しかし当のエレンから返事は返ってこない。 「エレン……?」 何か考え事をしているようだった。 一向に雫の声に反応しない。 「エレーン」 わざわざ手を顔の前にかざして呼びかける。 「あっ、ゴメンね。ちょっと考え事してて」 「あぁ……いやこっちこそ。ゴメンね、こんなことになっちゃって」 お互いに謝りあう。 実際雫は謝るようなことはやっていないが。 「いいのいいの。ついでだと思えば」 それでもわざわざ他人のACを搬送するのは費用面でも面倒なことこの上ないだろう。 「だって。よかったわねあんた。エレンのやさしさに感謝しなさい」 エレンの肩を抱き、ハンニバルに言い放つ。 その顔はどこか勝ち誇ったような笑みを湛えていた。 「はははは!!もちろんだよ。感謝の印に食事でも……」 「ぶっ飛ばすわよ」 表現がストレートになっている。 本当に、今までの雫からは考えられないほどだった。 (少しだけ……昔の雫に戻ったかな……?) 笑い声と呆れ声に包まれつつ、輸送機は帰路へ着いた。
https://w.atwiki.jp/onnjbisyoujo/pages/357.html
名前 ハンニバル・バル香 種族 将軍 年齢 25 肌色 肌色 身長 114.514 体重 35 スリーサイズ B 72 W 53 H 92 特徴 シリアへ亡命 食事は10分で終わらせる アラブの春の指導者 髪型 ハンニバル・バルカと同じ 髪色 黒 一人称 わっち 性格 優雅 口癖 0じゃないさ…! 性癖 自慰中毒者 CV プルタルコス子 正体 自立型戦術AI ランク C 作られたスレseason2 ☆2( http //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1495202870/ )
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/866.html
ハンニバル・ライジング 題名:ハンニバル・ライジング 上/下 原題:Hannibal Rising (2006) 作者:トマス・ハリス Thomas Harris 訳者:高見 浩 発行:新潮文庫 2007.04.01 初版 価格:各\514 前作から7年。巨匠だが、寡作だ。それとも、巨匠ゆえに、寡作なのか。いずれにせよ、ハンニバルのシリーズがさほど長続きするとは思えなかっただけに、稀代の悪のヒーローのメイキング・ストーリーで勝負を賭けて来るとは、またも意外なところを衝かれた。 ハンニバル・レクター博士は、なぜ博士であるのか? ハンニバルはなぜ、ハンニバル・カニバル(食人鬼)であるのか? ハンニバルは、なぜシリアル・キラーであるのか? こういった基本的疑問点に初めて光を与えるのが、いわば本書である。 ダニエル・キースの『24人のビリー・ミリガン』では、ビリーがなぜ分裂したかという理由に、幼少時に壮絶な虐待を受けたという結末が待っている。今ではシリアル・キラーは幼少時に、虐待を受けるなどの何らかの精神的被害者であった場合が多いということが通説となっているが、ダニエル・キースがビリーを書いた当時は、まだ多重人格すら世に認知され切っていないところがあった。日本でも宮崎事件など、多重人格が注目され、後に酒鬼薔薇事件などで幼少時の虐待という心的損傷が話題となった。 ハンニバル・レクターが初めて小説に登場したのが、1981年の『レッド・ドラゴン』だったから、その頃に幼少時の虐待、精神的外傷を負っていただろうという想像は、読者の側にもほとんどなかったはずである。レクターは奇怪な怪物にしか見えなかった。だからこそ現在のハンニバルは、現在の物語で書き直される必要があったのかもしれないのである。 レクターの作り方、それが本書である。時代は第二次大戦の東ヨーロッパ戦線。舞台は戦争によって孤立した森の中のロッジ。破壊したものは、爆弾であり、戦闘機による一斉射撃であったが、それは物理的肉体的な肉親などの破壊にとどまる。レクターを本当に壊してしまったものは、人間であることをやめた数人の悪魔のような男たちの存在であった。彼らを襲ったものは、戦争の終わりにその地を襲った凄まじい飢えであり、追跡者たちへの恐怖と緊張であったかもしれないが、その中で失われて鬼となってゆく人間たちの暴力が、凄まじい狂気の物語となってレクターを襲ったのである。 その惨劇の模様、修羅場の詳細に関しては、テンポよく紡がれたこの小説の中で詳らかにされてゆく。最初は中世ヨーロッパを思わせる古城のような大邸宅における特権階級としてのレクター伯爵一家の平和な生活に始まる。こんなゴシックな描写に着いてゆけるものかと不安になるほどの重く荘厳な書き出しであったが、戦争がこれを解体し、まったく別の物語に作り上げてゆくのだ。読むのが辛くなるほどの惨たらしい物語は、敢えて全部をではなく、断片的に書かれてゆく。その間、読者は想像をしかできないのだが、作者の仕掛けたその構成の罠が、心理的に実に苦しい。 今のレクターを知るからこそ、想像の方向性もネガティブな方向に走るのだが、事実はそれを裏切らないばかりか、より過酷な地獄へと堕ちてゆくのをやめない。だからこそ、後半の復讐劇が生きてゆき、その破壊のありようが、まるで魂の救済であるかに思えてくることこそが、この物語の最も怖いところなのかもしれない。ハンニバルを肯定し、殺人を肯定し、食人を肯定し、情を失ってゆく破滅をこそ肯定し、それでも文学の香気さえ漂う美学的作品に徹して差し出してみせた、これは巨匠の新作なのである。 船戸与一『猛き箱舟』の過酷にどこか共通するものがあるが、ハンニバルは今もシリーズ中でしっかりと生きており、今後もまだ何か一つ大きな悲劇を見せるのかと思うと、『猛き箱舟』よりも、さらに時代を超えた強度の怪を感じさせてくれるのが、本シリーズなのかと思う。 (2007/07/08)
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/393.html
【元ネタ】史実 【CLASS】ライダー 【マスター】 【真名】ハンニバル・バルカ 【性別】男性 【身長・体重】181cm・68kg 【属性】混沌・中庸 【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運C 宝具A+ 【クラス別スキル】 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 騎乗:B 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 【固有スキル】 軍略:A+ 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。 自らの対軍宝具や対城宝具の行使や、 逆に相手の対軍宝具、対城宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。 カリスマ:C 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一軍の指揮官としてはCランクで十分と言える。 戦闘続行:C 執念深い。 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。 単独行動:C マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。 【宝具】 『崩落する峻嶺(アルプ・スルス)』 ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:1000 アルプス越えの偉業を果たしたことで英霊化した37頭の戦象。 その堂々たる威容によって多くの兵を帰順させた逸話の具現として、 その「場」に存在する亡霊達と契約し、帰順させ、 歩兵か騎兵の『役割(クラス)』を割り当て、装備を含む殻に沿って現界させる力を持つ。 さらに各々の象は対峙した者に対し威圧のバッドステータス判定を課す。 『雷鳴轟く不朽の采配(ハンニバル・バルカ)』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000 稀代の知将であるハンニバルの自由自在かつ大胆不敵な戦略を昇華した指揮杖。 包囲殲滅を初めとした多彩な戦術や、アルプス越えの強行軍の逸話の具現である。 様々な人種、兵科からなる軍勢を連携させ、幾多の敵を包囲殲滅した指揮能力により、 自らの指揮下にある全ての存在にランクB+の連携攻撃スキルを付加する。 包囲状態から一斉攻撃を行うことで、全兵員の攻撃のダメージ判定を相乗させる事が出来る。 さらに、魔力を消費することで、自らの指揮下にある任意の存在に、 騎乗、気配遮断、単独行動、気配察知、地形適応などのスキルをDランクまで付加出来る。 【Weapon】 『ファルカタ』 古代スペイン原住の民族が用いた刀剣。ローマ帝国の軍剣グラディウスの原典ともいわれる。 見た目に頓着しないライダーが、馬以外に唯一こだわった立派な拵えの武器。 【解説】 第二次ポエニ戦争を引き起こし、ローマを窮地に追いやったカルタゴ軍総司令官。 戦象を引き連れ、不可能と思われていた前代未聞の軍単位でのアルプス山脈越え、 本国からろくな支援もない中、敵地の真っ只中で10年以上もの間軍を維持し続ける等、 その発想力と実現力で連戦連勝を重ねた稀代の名将。 特に、現代でも戦術学校の教材として扱われるほどの完成度を誇る包囲殲滅戦術や、 それを用いて完全勝利を得たカンネーの戦いは有名である。 しかし、内側からローマを解体しようとした目論見が思いの外うまくいかず、 さらに直接的な敗因となったザマの戦いではカンネーの戦いとは逆に包囲され大敗。 結果として第二次ポエニ戦争はカルタゴの敗北に終わる。 その後も政治家としての手腕も発揮しカルタゴの復興に全力を注いだが、 最終的にハンニバルを脅威に思ったローマに追われ、逃亡を果たせず自害した。 その死後もローマ最大の敵としてローマ人にさえ畏敬され、 古代世界屈指の天才戦術家として後世に名を残している。 【出演SS】 或る聖杯戦争の開幕劇 建国王ロムルスのトラぶる道中記
https://w.atwiki.jp/omf-game/pages/1321.html
基本情報 名前 ハンニバルの槍 分類 片手槍 Grade 100 属性 火8, 水8 防御に特化した槍。 入手方法 素材1 素材2 通常生産 レシピ:蒼天の迷宮 95階 暗黒石x48 黒鉱石x36 性能 評価 攻 撃 防 御 命 中 火 水 売却価格 1 11 173 13 7 7 5050 2 12 181 14 7 7 5100 3 12 187 14 8 8 5150 4 13 192 15 8 8 5200 5 13 197 15 8 8 5250 6 14 209 16 8 8 5300 7 15 227 17 9 9 5350 8 16 240 18 10 10 5400 9 17 256 20 10 10 5450 10 20 296 23 12 12 5500
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/9541.html
登録日:2012/10/04(木) 13 02 03 更新日:2023/10/07 Sat 08 01 48NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 2001年 R15+ みんなのトラウマ アンソニー・ホプキンス グロ ゲイリー・オールドマン サスペンス ジュリアン・ムーア ダメな大人の万国博覧会 トマス・ハリス ハンニバル ハンニバル・レクター ホラー リドリー・スコット レイ・リオッタ レッド・ドラゴン 大沼孝次 映画 最後の晩餐 石井貴 羊たちの沈黙 脳料理 賛否両論 「クラリス、今も羊たちの悲鳴は聞こえるか……?」 ■ハンニバル■ 『ハンニバル(Hannibal)』は01年の米国映画。 99年に発表されたトマス・ハリスの同名小説の映画化作品で、91年の『羊たちの沈黙』から10年を経ての続編となった。 監督は名匠リドリー・スコット。 主人公ハンニバル・レクター役は前作と同じくアンソニー・ホプキンスが演じたが、FBI捜査官クラリス・スターリングは「二度と同じ役はやらない」主義を持つジョディ・フォスターからジュリアン・ムーアに交代となった。 ※フォスターはクラリス役に特別な思い入れがあったが、原作でクラリスがレクターに洗脳されてしまう結末を嫌悪して降板したとの情報もある……。 映画『羊たちの沈黙』を気に入り、完結編を上梓したトマス・ハリス涙目。 R15指定で全編に渡り、非常に多くの残酷描写が直接的に描かれているのが特徴であり、TV放映の際にはその殆どがカットされていた。 ……まあ、放送なんか考える方がおかしいしね。 ※以下はネタバレ含む。 【概要】 トマス・ハリスの「サイコ」三部作の完結編『ハンニバル』の映画化作品であり、タイトル通りに小説と映画が生んだシリーズ最大の悪のカリスマ、ハンニバル・レクター博士が初めて主人公に据えられており、超人性も増したその姿は、さながら(手段はともかく)悪に挑むヒーローの様にも見える。 本作でのテーマは、天才的犯罪者であるレクターとFBI捜査官であるクラリスの対立しながらも、惹かれ合う奇妙な関係と愛情その物である。 ……事実、原作では両者の関係が一点に帰結するのだが、映画版では全く別の結末を用意しており、両者は最終的には再び道を違える事になった。 日本語版で小説が出ているので興味がある人は読んでみると良いかもしれない。 結末はメリバともとれる。なお、途中の描写はやっぱりグロい。 これは、映画版ではこの時点でもレクター博士の過去が描写されていなかった事が関係しているのかもしれない(※レクターの過去については第4作『ハンニバル・ライジング』にて映像化)。 03年には続編として原作シリーズの第一作である『レッド・ドラゴン』が製作されている。 ※本来の時系列は 『レッド・ドラゴン』 ↓ 『羊たちの沈黙』 ↓ 『ハンニバル』 尚、これは再映画化作品であり(※以前に『刑事グラハム』の名前で映画化されている)、アンソニー・ホプキンスの演じるハンニバル・レクターによるシリーズの完結を目指した結果である。 【物語】 『羊たちの沈黙』から10年後……ハンニバル・レクターの協力によりバッファロー・ビル事件を解決したクラリス・スターリングは、FBIの腕利き捜査官として順調にキャリアを重ねていたものの、女でありながら高すぎる能力と純粋な正義感を翳す彼女は周囲から煙たがられる存在ともなっていた。 ……麻薬組織壊滅の指揮を執っていたクラリスだったが、作戦中に彼女に反感を抱く別組織(市警)の人間が功名を焦り作戦を無視した事から事件は最悪の形で終結。 過去の確執から彼女を疎ましがっていた上級捜査官のクレンドラーの働けかけもあり、クラリスは全ての責任を押し付けられた末に窮地に追い込まれるのだった。 ……事件を知った大富豪のメイスン・ヴァージャーはFBIに働きかけ、クラリスを呼び寄せると彼女に失踪中のハンニバル・レクターの探索と逮捕を依頼する。 レクターに個人的な執着と復讐心を抱く彼は、クラリスとレクターの関係を知るが故に、クラリスを餌として利用する事にしたのだ。 ……その頃、遠くイタリアはフィレンツェで偽名を使い潜伏していたレクターは、前任のカッポーニ文庫司書の失踪事件について市警のパッツィ刑事の訪問を受けていた。 FBIの自分への捜査態勢の変化とクラリスの窮状から、黒幕の存在を感じ取ったレクターはクラリスならば気付くであろう“ヒント”を込めた手紙を贈るが、僅かな疑念からレクターの正体に気付いたパッツィ刑事は多額の報奨金を目当てにメイスンに情報を流してしまい……。 【登場人物】 ※吹替はソフト版 ■ハンニバル・レクター 演 アンソニー・ホプキンス 声 石田太郎 本作の主人公。 歴史上に名を残す天才的犯罪者。 10年の間にオサマ・ビン・ラディンと並びFBIから10大最重要指名手配犯に指定され、その情報には高額の懸賞金が掛けられている。(*1) 前作のラストで失踪した後に、遠くイタリアにてダンテ研究者のフェル博士を名乗り潜伏。 外国人ながら相変わらずの高い能力を発揮し信用を勝ち取っていた。 クラリスの窮地を知り、罠が張られている事を承知でアメリカに戻って来る。 果たして、レクターのクラリスへの執着の正体とは……? ■クラリス・スターリング 演 ジュリアン・ムーア 声 勝生真沙子 前作の主人公で、レクターが唯一の例外として執着する存在。 腕利きの犯罪捜査官だが、その出自や旧態的な連中の常識には反する高い能力故に“信念の無い連中”には煙たがられている。 レクターとは互いに心の傷となっている存在を現実世界で代替し合っている存在だが、前述の様に映画では結末が違っている為か、そうした部分は描かれていない。 ■ポール・クレンドラー 演 レイ・リオッタ 声 大塚芳忠 クラリスの上役で、上級のFBI捜査官。 過去にクラリスに言い寄りながらも冷たく無視された経験があるらしく、魚市場での麻薬組織を巡る事件を利用し、これ幸いとばかりにクラリスを窮地に追い込む。 更にメイスンとも通じており、その愚劣さ故にレクターに生きたまま頭蓋を拓かれ、目前で自分の脳を調理されて食わされる罰を受ける。 レクターはちゃっかり手(脳?)料理を飛行機機内に、機内食代わりのお弁当として持ち込み、お弁当に興味をもった子供にもおすそ分けした。 ■レオナルド・パッツィ 演 ジャンカルロ・ジャンニーニ 声 菅生隆之 フィレンツェ警察の主任刑事。 爵位を持つ(コンメンダトーレ)名門の出身であり、なかなかに有能だが野心家でもある。 レクターの正体に気づき、彼をメイスンに売ろうとするが……。 祖先は裏切りの罪により腸を引きずり出されて全裸で吊り下げられている。 ■アレグラ・パッツィ 演 フランチェスカ・ネリ 声 日野由利加 レオナルドの若くて美人な奥さん。 芸術志向は高いが、その分生活費が……。 レクターに“食材”として興味を持たれる。 ■バーニー 演 フランキー・R・フェイソン 声 玄田哲章 収容施設でレクターの世話係をしていた男。 善人ぶっているが、実は施設が閉鎖された際に持ち出したレクターに関連する物品を好事家(主にメイスン)に売って荒稼ぎしているワル。 ■コーデル主治医 演 ジェリコ・イヴァネク 声 星野充昭 メイスンの身の回りの世話も兼任している苦労人。 レクターにけしかけられ…… ■メイスン・ヴァージャー 演 ゲイリー・オールドマン 声 中尾隆聖 代々続く大富豪で、多額の献金により議会や司法に多大な影響力を持つ。 性犯罪者としてレクターの治療を受けた末に、薬でハイになったところを彼自身に己の顔面の皮を剥ぎとらせ、犬に顔面の皮を食わせるよう指示された。 そのため顔はまぶたの無い歪んだツギハギ状になっており、身体も首を折られた後遺症による麻痺症状で電動車椅子が手放せない。(*2) レクターに歪んだ執着を抱いており、彼を捕らえて品種改良した獰猛な豚に食わせるのが夢。 原作では妹に殺されるが、映画ではレクターの教唆を受けたコーデルに裏切られ、車椅子から落とされ自らが豚の群れに食い殺された。 ……追記修正するんだよ、クラリス “H” △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] これ、「ホラー」のタグが付いてるけどホラーじゃなくて分類としてはサスペンス・スリラーだろ。 -- 名無しさん (2014-08-26 19 44 07) スリラーよりホラーの方が分かりやすいってゆうか、知らない奴はそもそもスリラーっていうのを知らないからじゃね? -- 名無しさん (2014-08-28 02 36 26) 原作を読むと肉を食べるのが嫌になる。メイスン・ヴァージャーは畜産・食肉加工業の大物で、育ててる家畜の扱いがひどい。あれが一般的な畜産の扱いだったらと思うと…。 -- 名無しさん (2014-10-05 17 40 02) 原作は高いスーツで安物の靴を履いた南部の田舎者のヒロインが、ヒーローのおかげで素敵なレディに変身して、最後は仲良く晩餐で「珍味」を楽しむ物語だったな。 -- 名無しさん (2015-09-21 21 08 20) ハンニバルシリーズの中でも一番気持ち悪い話だと思う グロというより心理的なところが -- 名無しさん (2016-10-24 13 17 09) 祝TV(ノーカット)放送。BS民放だが -- 名無しさん (2021-08-14 21 23 34) 小説の最後はジョディフォスターに惚れ込んだ作者の願望なのかね -- 名無しさん (2023-03-07 21 59 51) 〇ャニーさんも豚に食べられるべきだったか。 -- 名無しさん (2023-10-07 08 01 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ori9tenti/pages/85.html
プロフィール 【名前】イリス・ハンニバル 【性別】男 【年齢】不明 【職業】(なし)殺人鬼 【身体的特徴】 スキンヘッドのアルビノの男。身長180センチ体重75キロ 眼球全体が真紅の色をしている。(普段はサングラス着用) 常に無表情。 【性格】 寡黙でいて冷酷な性格。 【趣味】 殺人 【特技】 人間の解体。 【経歴】 全くの経歴不明の男。どこからきたのか?生まれはどこか?彼に関する情報はほぼ存在しない。 【好きなもの・こと】 読書 人間の解体 死体観察 【苦手なもの・こと】 自分の姿に怯えない人間 【特殊技能の有無】 体中に「幹細胞」という特殊な細胞を持っていて、 細胞分裂の過程で、色々な機能の細胞に変化することができる。 彼の体内に無数に存在する幹細胞は「全能性」といって、体を形成する全ての 種類の細胞に変身することができ、 例えば、全能性の幹細胞が1つでもあ れば、血液の細胞にも変化できるし、 神経の細胞にも変化できるし、筋肉の 細胞にも変化できる。 このため、ハンニバルの肉体は強い再生能力を持ち、例え粉々に吹っ飛んでも個々の断片に幹細胞さえあれば、そこから完全に肉体を秒単位で再生することができる。 脳や内蔵、神経組織の再生も可能。 急激な温度上昇や高温に弱い。 【尾行】 不死身に近い肉体を持つハンニバルは、自らの人生における数えるほどの緊張感を味わえるイベントとして、自殺サイトなどから人間を集め、狩りと称して殺害することを生き甲斐としている。また、殺した人間の体を解剖し、内蔵組織などを観察する趣味を持つ。(気に入れば保存する。) 肉体の性質故か、肌が真っ白な体色をしている。強い太陽光は肌が焼けるため好まない。 他キャラとの関係性 プロフィールでの情報に限ります。本編で新たに絡んだキャラとの関係性は記録しません キャラ名 関係 本編追跡表 013 「道化と不死者」
https://w.atwiki.jp/kssma/pages/112.html
特異型ハンニバルスキル詳細 発動可能コンボ 成長表 このカードについて コメント 特異型ハンニバル イラスト 板鼻利幸 レア度 最大Lv Cost 派閥 性別 ☆☆☆☆ 30 14 剣 男 Lv.1 Lv.Max Lv1 コスト比率 LvM コスト比率 成長値 HP 3150 225 4080 291 32 ATK 3910 279 7460 533 122 入手方法 プレミアムガチャ スキル 削断剣=外敵排除(レイテストキラー)攻撃力を100%アップ【超低確率で発動】 スキル詳細 発動可能コンボ アサルトフォース 成長表 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 Lv HP ATK1 3150 3910 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 3672 5903 13 3713 6059 14 3753 6209 15 3790 6352 16 17 3859 6616 18 3891 6737 19 3920 6849 20 3947 6952 21 22 3995 7132 23 24 25 26 27 28 29 30 4080 7460 このカードについて 1同コスト帯のライバルは多いがその中でも突出したATKを持つ。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/quizmagicianblackcat/pages/2622.html
炎の拳闘士 ハンニバル コスト 24 レベル 1 MAX 進化元 拳闘士 ハンニバル (A) 進 化 素 材 木漏れ日の神樹 (樹A+) 火吹きのロシェ (ロシェB) ランク A HP 759 1,518 進化先 噴焔の拳闘士 ハンニバル (A+) ヒノキノ・ヒーロー (キノコB+) フレイフラウ (フラウC+) MAX Lv 50 攻撃 694 1,338 進化費用 288,000 ヒノキノ・ヒーロー (キノコB+) ヒタヌキ (タヌキC+) No.0935 Aスキル 表裏一魂 敵のHPをかなり吸収する 売却価格 11,000 オヤブンヒタヌキ (タヌキB+) - 編集 Sスキル 軽快な挑発 (7) 2ターン敵の攻撃を自分に集める 入手方法 進化 個別データ 備考